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新リース会計の影響額が“一目でわかる”:「Transリース会計」のダッシュボード

  • 執筆者の写真: 株式会社トランザック
    株式会社トランザック
  • 1 時間前
  • 読了時間: 4分

2027年の新リース会計基準の適用に向け、多くの企業が直面する課題として新リース会計による「全体像がつかみにくい」「件数が多いから影響額が読めない」「予算へのインパクトを知りたい」というものがあります。


そこで今回、「Transリース会計」に搭載される「ダッシュボード」機能について紹介します。

財務影響の推移、キャッシュアウト、使用権資産・リース負債の動きなど、ポイントを一画面で“直感的に”把握できる環境を整えています。


Transリース会計のダッシュボード画面
Transリース会計のダッシュボード



1. 期間スライダーで、知りたい期間だけを即チェック

ダッシュボードの中心となるのが、柔軟に動く期間スライダーです。

  • 2027/4〜2028/3の12ヶ月

  • 2026/10〜2028/11の26ヶ月

  • 監査法人との協議で求められる特定期間

など、欲しい期間をスライドで調整するだけで、使用権資産・リース負債・PL/CFの推移が一発表示されます。千円、百万円単位の表記を選択でき、多くの企業において、決算・四半期レビュー・取締役会資料作成にもそのまま使えるレベルの表示が可能です。


Transリース会計のダッシュボードにおいて、財務数値の推移を把握する際に、BS科目を選択し、使用権資産の推移を把握している様子。

期間を指定した際、BSは期首残高(前月末残)から、PLは選択期間の月から始まるように、会計の基本に沿った表示にしています。


2. 使用権資産・リース負債の推移を可視化

BSの中心となる2つの数字:

  • 使用権資産(ROU)

  • リース負債(Lease Liabilities)

が期間ごとに並んで表示され、減価償却・元本返済の進み具合が直感的に理解できるUIになっています。翌年度末までの残高推移が“視覚的に正しいか”を確認できます。


3. PL・キャッシュフローの詳細も一瞬で絞り込み

PL・CF関連では、以下の指標を月別に表示しています。

  • 減価償却費

  • 支払利息

  • キャッシュアウト(最も実務で重要)

  • 減損損失

ボタンをクリックするだけで特定項目に絞り込み可能(BS科目も可能)。キャッシュアウトが集中する月、逆に負荷の低い月などをすぐに把握できます。

資金繰り計画や経営会議の資料作成が、とにかく楽になります。


Transリース会計のダッシュボードで、キャッシュ・アウトフローの向こう3年間の推移と累計額を百万円単位の金額で把握。
キャッシュ・アウトフローの推移


4. 契約・部門別のフィルタで“必要な数字だけ”を抽出

財務数値には、実務でよく使う項目を中心にしたフィルタを搭載。契約や部門ごとに影響額を見たい場面に強い。

利用できるフィルタは:

  • 契約ID

  • 契約名

  • 部門名

  • セグメント

  • 資産種別

  • ステータス(承認待ち/承認済など)

特定の契約群だけの影響、特定部門の負担状況、未承認契約のみの抽出など、現場で本当に必要な“絞り込み分析”が一瞬で完了します。


Transリース会計のダッシュボードにて、把握したい部門やセグメント等の新リースに係る財務数値をフィルタリングする様子。
フィルター機能で、セグメント別の影響把握も容易に


4. 「通知」「お知らせ」カードで、漏れをゼロへ

今回のアップデートでは、ダッシュボードに「通知」「お知らせ」のカードも設置しました。

Transリース会計のダッシュボード上にある、「通知」と「お知らせ」カードとカードに表示される項目例を表示したもの。

ここで確認できるのは次のような情報です:

通知では…(実務で絶対に見逃したくない項目)

  • 承認依頼が届いた

  • 承認された

  • 差し戻された

  • リース期間終了日が1ヶ月前に迫った

承認漏れや更新処理漏れをゼロに近づける仕組みです。

特に“リース期間終了日が迫っている案件”の通知は、更新や返却・買取判断の抜け漏れを防ぎ、新リース会計の運用でありがちなトラブルを大幅に減らします。


お知らせでは…

  • メンテナンス情報

  • 新機能リリース

  • 年末年始の営業

  • よくある質問の更新

といった運用に必要な情報をワンクリックで確認できます。



5. 実務に直結するメリット

経理部のメリット

  • 月次レビューのスピードが段違い

  • 異常値を可視化しやすく、仕訳ミスや漏れに早く気付ける

  • 影響額の説明資料作成がほぼ不要

  • 承認漏れがなくなる

監査法人への対応

  • 数字の合理性を示す画面をそのまま共有できる

  • BS・PL・CFすべての整合性を説明しやすい

経営層のメリット

  • キャッシュアウトの山谷が明確

  • 設備投資や借入計画とリンクさせやすい

  • 新リース会計が“経営判断に使える情報”へ変わる





まとめ:新リース会計の運用を“見える化”するならTLで

今回ご紹介したダッシュボード、フィルタ、通知などの各機能は、新リース会計の実務を「正確に・早く・漏れなく」回すための基盤として設計しています。

リース件数が多い企業や、本格的に新基準の適用準備を進めたい企業にとって、Transリース会計は“計算ツール”ではなく“運用ツール”として使えるレベルになりました。


📩 Transリース会計のデモ・トライアルご相談はこちら

  • 実際の画面を使ったオンラインデモ

  • 自社データを使ったトライアル利用の相談

  • 新リース会計に関する簡易相談

など、ご希望に合わせてご案内しています。




※本記事に記載された一部の機能は、現在開発中のものが含まれます。詳細はお問合せください。

この記事に関するお問合せ先:


株式会社トランザック

東京都新宿区西新宿1-25-1新宿センタービル49階

mail:contact@transacc.jp



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