新リース会計の影響額が“一目でわかる”:「Transリース会計」のダッシュボード
- 株式会社トランザック

- 1 時間前
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2027年の新リース会計基準の適用に向け、多くの企業が直面する課題として新リース会計による「全体像がつかみにくい」「件数が多いから影響額が読めない」「予算へのインパクトを知りたい」というものがあります。
そこで今回、「Transリース会計」に搭載される「ダッシュボード」機能について紹介します。
財務影響の推移、キャッシュアウト、使用権資産・リース負債の動きなど、ポイントを一画面で“直感的に”把握できる環境を整えています。

1. 期間スライダーで、知りたい期間だけを即チェック
ダッシュボードの中心となるのが、柔軟に動く期間スライダーです。
2027/4〜2028/3の12ヶ月
2026/10〜2028/11の26ヶ月
監査法人との協議で求められる特定期間
など、欲しい期間をスライドで調整するだけで、使用権資産・リース負債・PL/CFの推移が一発表示されます。千円、百万円単位の表記を選択でき、多くの企業において、決算・四半期レビュー・取締役会資料作成にもそのまま使えるレベルの表示が可能です。

期間を指定した際、BSは期首残高(前月末残)から、PLは選択期間の月から始まるように、会計の基本に沿った表示にしています。
2. 使用権資産・リース負債の推移を可視化
BSの中心となる2つの数字:
使用権資産(ROU)
リース負債(Lease Liabilities)
が期間ごとに並んで表示され、減価償却・元本返済の進み具合が直感的に理解できるUIになっています。翌年度末までの残高推移が“視覚的に正しいか”を確認できます。
3. PL・キャッシュフローの詳細も一瞬で絞り込み
PL・CF関連では、以下の指標を月別に表示しています。
減価償却費
支払利息
キャッシュアウト(最も実務で重要)
減損損失
ボタンをクリックするだけで特定項目に絞り込み可能(BS科目も可能)。キャッシュアウトが集中する月、逆に負荷の低い月などをすぐに把握できます。
資金繰り計画や経営会議の資料作成が、とにかく楽になります。

4. 契約・部門別のフィルタで“必要な数字だけ”を抽出
財務数値には、実務でよく使う項目を中心にしたフィルタを搭載。契約や部門ごとに影響額を見たい場面に強い。
利用できるフィルタは:
契約ID
契約名
部門名
セグメント
資産種別
ステータス(承認待ち/承認済など)
特定の契約群だけの影響、特定部門の負担状況、未承認契約のみの抽出など、現場で本当に必要な“絞り込み分析”が一瞬で完了します。

4. 「通知」「お知らせ」カードで、漏れをゼロへ
今回のアップデートでは、ダッシュボードに「通知」と「お知らせ」のカードも設置しました。

ここで確認できるのは次のような情報です:
通知では…(実務で絶対に見逃したくない項目)
承認依頼が届いた
承認された
差し戻された
リース期間終了日が1ヶ月前に迫った
→ 承認漏れや更新処理漏れをゼロに近づける仕組みです。
特に“リース期間終了日が迫っている案件”の通知は、更新や返却・買取判断の抜け漏れを防ぎ、新リース会計の運用でありがちなトラブルを大幅に減らします。
お知らせでは…
メンテナンス情報
新機能リリース
年末年始の営業
よくある質問の更新
といった運用に必要な情報をワンクリックで確認できます。
5. 実務に直結するメリット
経理部のメリット
月次レビューのスピードが段違い
異常値を可視化しやすく、仕訳ミスや漏れに早く気付ける
影響額の説明資料作成がほぼ不要
承認漏れがなくなる
監査法人への対応
数字の合理性を示す画面をそのまま共有できる
BS・PL・CFすべての整合性を説明しやすい
経営層のメリット
キャッシュアウトの山谷が明確
設備投資や借入計画とリンクさせやすい
新リース会計が“経営判断に使える情報”へ変わる
まとめ:新リース会計の運用を“見える化”するならTLで
今回ご紹介したダッシュボード、フィルタ、通知などの各機能は、新リース会計の実務を「正確に・早く・漏れなく」回すための基盤として設計しています。
リース件数が多い企業や、本格的に新基準の適用準備を進めたい企業にとって、Transリース会計は“計算ツール”ではなく“運用ツール”として使えるレベルになりました。
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など、ご希望に合わせてご案内しています。
※本記事に記載された一部の機能は、現在開発中のものが含まれます。詳細はお問合せください。
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